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対談「佐野史郎氏にアポ無しの乞い」の連載を終えて

(2000年10月9日・記)

artmaniaは「佐野史郎氏にアポ無しの乞い」連載を終えた×氏との対談をここに始めることとなった。

場所は、artmaniaの自宅。 Tigerビールを飲みながら・・・。

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---×さん、連載無事終了、お疲れさまでした

「いいえ、どういたしまして。ところで、反響はどう?」

---ありますよ。「面白い」という意見が大半。

なかには「こういうのが本当にいいです。嬉しかったです。」といったメールもありました。

「なんか、メールは、それ一通しかないってことじゃないの?

----そうとっていただいても結構です。今、現在(10月8日)の時点では・・・。

ところで、本題に入りますが、佐野史郎さんを架空楽団のゲストに呼びたい

と、思ったきっかけは?

「『風街ミーティング』をBSで見たときに、佐野史郎さんが、はっぴいえんどの『ちぎれ雲』を歌っていて

その時に、漠然と、2000年の架空楽団のライブを佐野さんに見てもらえたらいいなぁ、って思った。

だって、架空楽団のリーダー、オーナー、バンドマスターの3人は「はっぴいえんど」から繋がりがあるわけで」

---なるほど

「その後、5月頃のartmaniaのHPにも、佐野史郎さんをお呼びしたいといった事が書いてあって、でも、その後、後追いがなくて。じゃぁ、僕の方で動こうか? と思って、だったら思い切ってステージで歌ってもらったらどうか、とも思い始めていた。

---どうも、すみません。

で、実際、どうだったんですか?佐野さんに会われて。

「あの連載の通り。 ドキドキしてた。 初めて会うのに等しいし、おまけに僕は、話しべたというか

順番に、理路整然と話すのがすごい、苦手で。アポイントメントについてはマネージャーさんには当日までに

伝わっては、あったのだけれど、マネージャーさんは、あの日、実は僕のアポの終了後に

スタジオに現れた。 で、マネージャーさんとも、当日が初対面。

---そうなんだ。

「でも、関係した人たちは、みんないい人で、というか、それぞれの立場で支援してくれて、

だけど、ホントにアポなしだから、佐野さんのリアクションがみんな、わからないし

佐野さんが断った時、それぞれ、どうすればいいのだろう? といった気持が、ぼくにも

伝わってきた。

---勝算は、あったのですか?

「黒瀬さんが、ライブ当日佐野さんを前に、話されてたけど、モノで釣る、と。

モノの力は強い。 それだけに賭けた」

---手焼きCDのことですね。

「うん、マニアでは、僕も負けないし、東京で歳をとればそれだけ音源も蓄積される・・・。」

---そうですか?

「そういうものです。都市は一人で歳をとれと・・・」

---?

「連載では紹介しなかった音源も多々あるし」

---例えば、それは

「それは、内緒。マニアの受難というか、至福というか」 

---そうですか? (意味不明?)

「CDの楽曲を佐野さんが見ているうちに、だんだんと和んでくる、出てみようかなといった感じがつかめた。それを後押ししたのは、岡山での映画『港のロキシー』上映&ライブツアーのセットリスト。あがたさんが『手品のわるつ』を架空楽団をバックに歌われたことが判明したから。 ありがとうございます。 架空さん。」

---架空と×さんのコラボレーションですね。

「そう、『こうもりが飛ぶ頃』をお願いしようという計画が、僕と黒瀬さんの間ではあったのだけれど、『手品のわるつ』で一挙に近づけた。

---なるほど

「うん、それからは、雑談できて、SMAPの稲垣さんが、はっぴいえんどの『抱きしめたい』をこの前歌ったんだよ、なんて佐野さんが言い始めて。で、この話はローカルだね、なんて佐野さんが言ってくれて、

僕も、中津川とかの話をしたりして、そのうち『フードファイト』の主人公のくさなぎさんがそばにやって来たけどその頃には、もう和んでた。

ホッとした空気が全体を包み込んでいるのがわかった。

これは、佐野さん、来てくれるなと、確信できた。

連載のなかではちゃんと書かなかったけど、宮沢りえさんもそばにいらして、彼女と佐野さんは『僕らの7日間戦争』で先生と生徒役で共演している。それが『フードファイト』では、夫婦役で共演。

佐野さんは、テレビドラマで有名になったわけで

でも、それ以前には、こうだったんだよ。

映画に出ていて、それは、あがたさんと関連していて・・・

でも、それよりも前に、はっぴいえんどのファンだった、ということを

架空のファンのみなさんにも知ってもらえたらと思った」

---架空の打ち上げで、僕は「artmaniaさんも、佐野さんの出演までは把握してなかったのですね」って言われて、ショックだった。

「それは、ショックだろうて(笑い)。ネット界の東スポがそんな重大事項を知らずにいるのだから

---トホホ。

「僕は、ライブが、はねた後の、2次会か3次会で、たまたまとなりに座った女性に『佐野さん、来てくれると思ってました? 誰が呼んでくれたんでしょうね?』と言われた」

---それは、ショックだった!?

「そうでもない。僕は東スポじゃないから!(笑い)」

---いきなり、ライブ打ち上げまで話が進んでしまいました

「そう、だから僕は、前にも言ったように、順番に、理路整然と話すのがすごい、苦手なんだと、でも打ち上げまで話を進めたのはartmaniaさんの方だろうて」

---そうですね、トホホ・・・。わかりました。では、次回は、ライブのリハーサルまで、時間をもどしてはじめましょうか?

「もう、おわりなの、じゃ、ビール、おかわり」

(以下、次回)


上記の対談についての苦言はartmania@air.linkclub.or.jpまで。
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