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1997年8月17日「架空楽団」東京公演
「架空楽団」東京公演は8月17日(日)渋谷クロコダイルにおいて、午後7時30分の予定時間を少し回った7時40分から始まり、3部構成のステージは、途中MOONRIDERSのメンバーのゲスト出演もあり大いに盛り上がるなか、午後11時大成功のうちに終了した。
3部構成のステージのオープニングは「シリコンボーイ」だった。架空楽団の演奏には、長旅のつかれも短期間の練習期間といったハンディキャップも微塵も感じられない。
未体験ゾーン、アドベンチャーゾーン、エキサイティングゾーン、とステージは続きアンコールのラストを飾る「HAPPY/BLUE」まで全31曲が演奏された。
様々な事情で
当日クロコダイルに駆けつけることができなかった皆様には大変申し訳ないとは思いますが、まず「架空楽団」のメンバーの方々へのお礼のお手紙を書かせていただきます。それは、何よりも僕が「架空楽団」東京公演に接することができた、そして僕にこれ程までの感動もたらしてくれたことへの感謝からです。これが僕の今の偽らざる気持ちです。本当にありがとうございました。
オーナーの黒瀬さん、ありがとうございます。器材を宅急便で送った数がウン十個。ごくろうさまでした。宛名書きだけでも大変でしたでしょう。リードギター、ギンギンです(表現が古いか)。白井さんと椎名さんをミックスしたみたいで涙があふれました。僕のなかのMOONRIDERSのこの20数年が駆けめぐりました。幕間で握手したときの先生の手の温もり。まだその時の感触が残っております。この20数年の思いが僕の掌に凝縮しました。
リーダーの山田さん、感謝でいっぱいです。「パパ、カッコいい」とご子息に言わしめたステージ。本当にカッコよかったです。ビデオ撮影をしていた僕をトレードマークのサングラスなしに見つめ、そして指さし「踊ろうか?」と。あがたさんが降臨していたのですね。あわや僕は撮影を忘れ、ステップを踏みステージに駆け上がるところでした。先日お会いしたとき、恥ずかしいからもう絶対やらないと言い切った「ビューティコンテスト」最高でした。こういった反古はいいものです。もうやらないは反古の言葉。またお願いします。
バンマスの石原さん、感激いたしました。走りたくなるベースラインを無理にも押さえ(特に「春のナヌーク」)タイトに、タイトにリズムを刻む。感動です。バンマスの姿ここにあり「スパークリングジェントルマン」を弾き語たられるお姿が、実は本来のものなのでしょうか? 渋谷の駅頭で「次のレボリューション〜」とつま弾く時は、是非ご一報ください。
ドラムスの片島さん、YMOは再生を終えましたが「架空楽団」のために巻き戻しを果たしてくれました。ありがとうございます。「エアプレイン」の際に披露されたユキヒロソロはオーナー、リーダー、バンマスを凌駕しまさに殿下の放蕩といったところでしょうか? 失礼いたしました。
かくこさん、石丸さん、越後さん、息のあったコーラス感服いたしました。17年前同じステージでVSが歌った「サブマリン」のコーラスが再現されるや、僕は脊髄まで痺れてしまいました。撮影したビデオも感動に打ち震え揺れておりました。
青山さま、本当にご苦労さまでした。MOONRIDERSらしさなどと言った表現を「架空楽団」に求めることが許されるのであれば、それにはキーボードが必須です。特に「欲望」にはどっぷりと、はまってしまいました。
西村さま「山田長政」のイントロを飾る咆哮は氏の仕業でしょうか?絶妙のタイミングに恐れ入りました。
佐藤さま「ビューテイコンテスト」へいざなう「さよならは夜明けの夢に」のバイオリンソロ、涙があふれました。「Acid
Moonlight」ではあふれきったはずの涙がまた頬をついて流れだしました。本当に感謝いたします。
矢島さま「ジャブアップファミリー」で彷彿とさせた古きよきヴォコーダーの再現は氏のなせる技でしょうか? ピーマン忘れてごめなさい。
国平さま、近藤さま「紅の翼」の疾走から失踪への胸をかきいだく不安な旋律に戦慄いたしました。ありがとうございます。今度は「月夜のドライブ」に誘ってください。
松田さま、ワクワクさせるベースライン、ドキッとしました。21世紀の「架空楽団」はこれで安泰ですね。
鈴木慶一さん、かしぶち哲郎さん、鈴木博文さん ありがとうございます。
鈴木慶一さん、ありがとうございます。氏が新解釈を加えお歌いなられた「ヴィデオ・ボーイ」。「『超』ヴィデオ・ボーイ」といわせてくれますか。その大胆なご発声、驚愕いたしました。1997年8月17日は、本来ならば架空である「『超』ヴィデオ・ボーイ」が架空楽団が存在しているがために、一瞬だけその姿をあらわにした記念日として記憶にとどめさせていただきます。
かしぶち哲郎さま、難しいかしぶち作品はこう奏るんだよ、とご自身で「リラのホテル」をドラムの叩き語り、ありがとうございます。氏の歌声、心に沁み渡りました。(当日「叩き語り!」とご発声になられた方、ならびに、当方の不払いにもかかわらず『月光下騎士団』をお送りいただき「難しいかしぶち作品」なるフレーズのヒントを与えていただいた小松さま、ありがとうございます)
鈴木博文さま、『はちみつぱい』『MoonRiders』『あがた森魚氏』のすべてに通ずる佳曲「大寒町」を歌いあげて下さいました。本当にありがとうございます。架空楽団の存在ここに極めり。まさに「架空」が現実を凌駕した時空を築き上げてくださいました。
(1997年8月29日記)
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以下は
「架空楽団」東京公演までの軌跡
「あがた森魚さんから架空楽団への激励メッセージ」
などがアップされています。
「架空楽団」東京公演直前情報
-その6-
(1997年8月17日記)
「ぴあ」に掲載がないのは、貸し切り(プライベートショウ)だから。
本日の「架空楽団」東京公演をクロコダイルでは貸し切り扱いとしている。「ぴあ」を含め一般情報誌においてなにも告知がなされていない理由はどうやらこれに尽きる。
artamniaの張り巡らした情報網の一端からの報告によれば、本日の架空楽団の公演では、はちみつぱい、MOONRIDERS、VS、VirginVS、あがた森魚氏のすべてを内包するライブショウが展開される。さらに公演終了後も「架空楽団」と観客、ゲストが一体となった、これまでに類をみないに一大パフォーマンスが展開される模様だ。
つまり本日の「架空楽団」東京公演は「架空楽団」ならびに「架空楽団」の存在の核となったMOONRIDERS、あがた森魚氏のファン、ならびに集結したゲストだけが大いに楽しむプライベートショウとなる。
ここで、最終確認を。
「架空楽団」の東京公演は
本日、8月17日(日)渋谷「クロコダイル」にて開催されます。
開場 午後7時
開演 午後7時30分
尚、本日午後5時からクロコダイル受け付けにて入場整理券が1人2枚まで配布されます。
パーティチャージとして3,000円が必要です
(なお、パーティチャージにはドリンク及びスペシャルフード代が含まれています)
「クロコダイル」は、JR渋谷駅東口から明治通り沿いに原宿方面に徒歩8分。三和銀行の先、右手。1Fに洋服店のあるニュー関口ビルの地下1階にあります。
「クロコダイル」の電話番号は、03(3499)5205
住所は、東京都渋谷区神宮前6-18-8
ニュー関口ビル地下1階 です。
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「架空楽団」東京公演直前情報
-その5-
(1997年8月16日記)
超大人気で掲載中止か
Weekly 「ぴあ
8:18/25真夏の2週間合併特大号」を見る。今週のエリア別ライブハウス8月11日〜の紙面(170ページ) 渋谷(3)「クロコダイル」の欄をじっくり見る。8月11日から25日までのクロコダイルの連日スケジュールがつぶさに載っているが17日(つまり「架空楽団」東京公演)だけ落ちている。これはどういったことなのだろう?
これは架空楽団のあまりの人気に、観客があふれ入りきらない事態を恐れたクロコダイルが、もうこれ以上の情報宣伝は止めた方が賢明と英断した結果かもしれない。
いずれにしても17日には、早い時間に入場整理券(当日午後5時からクロコダイル受け付けにて配布)を手に入れるのが賢明だろう。
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「架空楽団」東京公演直前情報
-その4-
(1997年8月15日記)
招待状を送られた人達の前日情報
このartmaniaで前日既報の通り「架空楽団」東京公演に際し20余名に招待状が送られている。このうち、サエキけんぞう氏の15日の(今日だ!)、また高野寛氏、鈴木慶一氏の16日(土)のスケジュールがわかった。
サエキけんぞう氏はClub
Asia(渋谷区円山町1-8)にて開催の“PPP Music & Internet
Night”に司会者として登場。トッド・ラングレン、鮎川誠氏、浦野孝裕氏らを交えトークショーを行う。これらのメンバーから察すれば「架空楽団」東京公演についての言及はないでしょう。
そして高野寛氏は南青山MANDALA (tel
03-5474-0411)にて午後7時30分からライブを敢行(ドリンク付
4,000円)。ここにゲストとして鈴木慶一氏が登場。この2人の組み合わせから察すれば、翌日の「架空楽団」東京公演についての言及は必至でしょう。(尚、チケットは完売)
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「架空楽団」東京公演直前情報
-その3-
(1997年8月14日記)
招待状を20余名に発送
artmaniaは、架空楽団に極めて近しい関係者から東京公演の招待客に関する情報を得た。それによれば、発送した招待状の数は20余に及ぶ。この招待状の送付先にはMOONRIDERSのメンバー、ならびにNHKテレビで放映されていた「ソリトン」の関係者、すなわち高野寛氏、サエキけんぞう氏なども名を連ねているという。あがた森魚氏へは「当日神戸でアドキンとのライブを行うこととなり観に行けません」との電話連絡が氏自身から事前にあったため、招待状の発送はしていないという。
鈴木慶一氏は、あがた氏がartmania記者との電話インタビュー明言したとおり、招待状が届く以前から観覧を決めている。当日は会場にVIP席が設けられ、招待者はそこで観覧するのか、あるいは普通入場者に入り混じって観覧するのか、現時点ではわからないが、ひょっとするとあなたのとなりで鈴木慶一さんがこっそりと架空楽団のステージをみつめるかもしれない。
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「架空楽団」東京公演直前情報
-その2-
(1997年8月13日記)
あがた森魚さんから架空楽団への激励メッセージ
「架空楽団の東京公演が(8月)17日にあるんだってね。うん、僕も前に架空楽団のライブ観たことがあるよ。VSの曲なんかもやってて、楽しいよ。今回も見に行くかって? とっても残念なんだけど、その日ちょうど僕のライブがあって行けないんだ、うん(タンゴユニット・アドキンとのライブが8月17日に神戸で開催される)。だけど(鈴木)慶一くんが(架空楽団の東京公演)見に行くっていってたよ。僕はこのところ、また映画のことで忙しくってばたばたしてて、まぁそれはさておき、架空楽団のみなさん、なんという日本語で云えばいいのか・・・ともかくぼくらの大好きな20世紀がカウントダウンですが、それからがお楽しみ。それからをもっと対象化してみて下さい。どうもありがとう。東京公演ガンバッてください」
(8月13日深夜、電話にてインタビュー)
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「架空楽団」東京公演直前情報
-その1-
(1997年8月12日記)
ライオンメリーさんにインタビュー
「クロコダイルで架空楽団がライブやるんですか? 僕がVSとして初めて立ったステージがたしかクロコダイルですよ。そうですか。そういえば、むかし岡山に公演に行った時(リーダーの黒瀬さんの家に)泊めてもらいました。とっても親切でした。地下にとても大きな練習場があるんです。岡山でばかりライブやってるって聞いてたから、東京でやるんですね。楽しみだなぁ。えっ? VirginVSの曲もよくやるんですか? エアプレインとか、ロンリーローラーとか、ベスパ、サブマリンもやったことあるんですか? あちゃー それははずかしいなぁ! でも楽しみだなぁ!」
(8月某日、(ビアホール)ライオンにてメリーさんにインタビュー)
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「架空楽団」東京公演に関する噂
-第4報-
(1997年8月11日記)
17年前、クロコダイルでVSのライブがあった。
全国のMoonRidersおよびあがた森魚氏、そして架空楽団のファンのみなさん、このartmania
home
pageにおいて「架空楽団」東京公演クロコダイルに決定と報じたところ、ある方から「1980年7月6日に、そのクロコダイルでVSのライブを観た」とのメールが届きました。ほんとうにありがとうございます。メールには演奏楽曲名と画像も添付されておりました。使用はご自由にとのことですので、ここにご紹介させていただきます。
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熱唱のあがたさん。ドラムスは土田君?
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あがたさんが左手に携える女性コーラスは誰?
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さちお選手、ひかるさんの姿も。歌うはエアプレインか? バックにクロコダイルの壁画が見える
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1980年7月6日 VSライブ(於:クロコダイル)演奏楽曲目
●エアプレイン
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●ブリキロコモーション
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●スターキャッスル
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●サブマリン
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●いとしの第6惑星
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●夢見るカクテルマジック
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●ヤキグリバンバン〜ロンリーローラー
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●エアプレイン〜星を食べてごらんよ
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●少年ベスパ
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●ロンリーローラー
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以上です。ただしまだVirginVSを名乗る以前のライブであり、メールを送られた方によれば、楽曲名さえも確定していなかったようです。artmaniaとしては、今後調査を行い、完全な形で演奏楽曲とその演奏順を紹介したいと思っております。
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「架空楽団」東京公演に関する噂
-第3報-
(1997年7月12日記)
「架空楽団」東京公演日時決定!!
全国のMoonRidersおよびあがた森魚氏、そして架空楽団のファンのみなさん、ついに「架空楽団」の東京公演の日時・場所が決定しました。
1997年8月17日(日)午後7時〜 渋谷「クロコダイル」にて開催されます。
「クロコダイル」は、JR渋谷駅東口から明治通り沿いに原宿方面に徒歩8分。三和銀行の先、右手。1Fに洋服店のあるニュー関口ビルの地下1階にあります。
「クロコダイル」の電話番号は、03(3499)5205
住所は、東京都渋谷区神宮前6-18-8
ニュー関口ビル地下1階 です。
なおartmaniaは、東京公演の詳細について近日中にお知らせします。
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「架空楽団」東京公演に関する噂
-第2報-
「架空楽団」今春ライブの演奏曲判明!!
全国のMoonRidersおよびあがた森魚氏、そして架空楽団のファンのみなさん、1979年以来18年間、岡山を中心にMoonRidersおよびあがた森魚氏のコピー演奏を行ってきた架空楽団が今夏、東京公演を行います。日時・場所とも気になるところですが、演奏曲目も気にかかるところです。
記者はあるルートを通じ、今年(1997年)1月3日岡山で開催された「架空楽団ライブ」での演奏曲目を入手しました。演奏曲はアンコールを含め21曲、2時間に及んだライブは大成功だったようです。以下に、当日の演奏順に曲名を列記します。
演奏曲目
1)Damn!Moonriders!
2)無防備都市
3)アルファビル
4)プラトーの日々
5)バックシート
6) 魅惑の港
(ソリトンメイキングビデオ)
7) ベスパップスタウト
8)最后のダンスステップ
9) ハリスの風
10) 空とぶ理科教室
11) 山田長政
〜メンバー紹介&パフォーマンス〜
12)マニアの受難
〜「ニットキャップマン」クリップメイキングビデオ 〜
13) 霧のステーションデパート
14) 春のナヌーク
15)スイマー
16)シリコンボーイ
17)HAPPY/BLUE95
〜アンコール〜
18)オールドレディ
19)プラトーの日々
20)月夜のドライブ
21)BEATITUDE
●以上の演奏曲から記者は架空楽団の確固たる存在力を感じてしまいました。「MoonRidersおよびあがた森魚に関してならばいつの時代のなんの楽曲でもまかせなさい」そういっているように思える選曲です。18年間に渡って活動を続けてきた揺るぎなき自信がほとばしっているかのようです。はちみつぱいが活動していた時代ならいざ知らず、現在ではMoonRidersがあがた森魚氏とともにライブを行うことはないでしょう。しかし架空楽団の公演では、MoonRiders、あがた森魚、あがた森魚+はちみつぱいに加え、あがた森魚+MoonRidersのライブを可能にするのです。現実には実現は可能でも実現できない現実を、架空であるからこそ実現できる現実。このとき架空は現実を超えて存在を始めるのです。
●記者は岡山に生まれなかった事を悔やみました。両親が岡山に転居しなかった事を呪いました。岡山に拠点を持たない我が身を蔑みました。しかしそれは一瞬のことです。なぜなら夏には東京で「架空楽団」にじかに触れることが出来るのです。今、記者の生きがいは「架空楽団」の東京公演を楽しみに待つ、これだけです。
尚artmaniaは、今後も架空楽団の東京公演開催への動向をリポートする予定です。(1997年6月22日記)
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「架空楽団」東京公演に関する噂
-第1報-
「架空楽団」初の東京公演へ
信頼できる情報筋によれば、1979年以来18年間、岡山を中心にMoonRidersおよびあがた森魚氏のコピー演奏を行ってきた架空楽団が、今夏ついに東京でのコンサートを行う模様だ。
●架空楽団が東京公演を計画しているらしいという噂は、今年始めから記者の耳元にも伝わってきていた。噂の根元は、昨年結成20周年を迎えたMoonRidersから架空楽団への「97年には、ぜひ東京での公演を行って欲しいと」いう要請であった。これを架空楽団のリーダーであるK氏が受諾。K氏は6月14日に上京、シアタートラムでの遊園地再生事業団「あの小説の中で集まろう=主演・鈴木慶一氏」を観賞後、すぐにも「架空楽団」東京公演に向けたリハーサルを開始するらしい。
(6月12日現在K氏はこの件に関する詳しいコメントを避けている)
尚artmaniaは、今後も架空楽団の東京公演開催への動向をリポートする予定です。(1997年6月12日記)
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