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架空楽団ライブインTOKYO
「ムーンライダーズ BAKA ! あがた森魚 CRAZY !
」レポート(1999年8月23日 午前0時10分・記)
1999年8月16日(月)、東京・渋谷「ON AIR
WEST」に於いて、架空楽団ライブインTOKYO「ムーンライダーズBAKA !
あがた森魚 CRAZY ! 」が開催された。
公演は午後7時30分に定刻通り始まり、30曲が2度のアンコールを交え、午後11時過ぎまで歌い込まれた。会場には300余を越すファンが集い、また、ムーンライダーズ、あがた森魚、他のゲストも登場し大盛況となった。
今年で、3年目を迎える「架空楽団・東京公演」。 年を重ねるごとに、会場も大きくなり、また今回はウィークデイ開催といったハンディキャップも微塵ともせず観衆も増加。 午後7時には「ON
AIR WEST」は2階席まで密集状態となり、開幕を待つ。
7時25分ついに、メンバー紹介のビデオが、The RutlesのGet
Up And Goと共に、大スクリーンに投影されや大歓声が起こる。
そして、午後7時30分、意表をつくともいえる「無職の男のホットドック」から演奏が始まる。
その後、立て続けに「羊のトライアングル」「別れのナイフ」とムーンライダーズの佳曲が歌い込まれる。
そして、架空楽団バンドマスター石原氏が「僕たちの1年間の鬱憤をぶつける時がやってきた」との決意が述べられと、会場全体がその表明に、拍手と歓声で応える。
つづいて、架空楽団がムーンライダーズとともに標榜する、あがた森魚の以下の3曲「溺れろダンディ」「Rの解答」「バンドネオンの豹」が歌われた。
引き続き、最初のゲスト白井良明氏が登場。
架空楽団オーナー黒瀬氏の「ギター番長! あにきぃー!」の呼称に応じ
「春のナヌーク」を歌う。
架空楽団の公演初登場の良明氏は架空楽団と観客に向かって「みなさんに会えて幸せです」と笑顔で応え大歓声がわき上がるなか、2曲目となる「トンピクレンッ子」を披露した。
続いて、サエキけんぞう氏が登場。
氏が自ら作詞された「君に青空をあげよう」を、くらげ=(オーナー黒瀬氏の発言)のような、いで立ちで歌いあげられ、その後氏が主催し今秋開催されるDRIVE
TO 2000なるイベントを告知。
ここで、第一部の終了となる。
第二部は、岡山の架空楽団の公演ではコーラスとして架空をサポートする二人組、リリカのデュエットから始まる。
ペンギンカフェオーケストラを彷彿させる「水車」を歌い上げ歓声を浴びた。
その後、リリカを交えての架空楽団の演奏が続く。
「空飛ぶ理科教室」「BtoF」「午後のレディ」
と、あがた森魚、ムーンライダーズの、名曲が続く。
つぎに3人目のゲスト、伊藤ヨタロウ氏が登場。
氏は、はちみつぱいとヨタロウ氏の意外な関係とそれに伴う経験を暴露したのち「無防備都市」を歌う。
次のゲストはかしぶち哲郎氏。
ドラムではなく、ギターを手に「釣り糸」を歌い上げた。
引き続き、架空楽団公演には白井良明氏と共に初参加といえる、武川雅寛氏が登場。
佐藤ふくみ女史とともにバイオリンで「アシッド ムーンライト」を奏で「スイマー」を歌う。その真摯で圧倒的な存在感のある演奏に惜しみない拍手が送られた。
その後、架空楽団20年の歴史を語るなかで、伝統芸といわしめる、架空楽団リーダー山田氏のステージとなる。
「プレリュード トゥ ハイジャッカー」の演奏のあと「エアプレイン」がうたわれ、ステージは最高潮となる。
そして、鈴木博文の登場。
「僕は負けそうだ」を歌う。そして、博文氏がベースを奏で、架空楽団リーダー・山田氏が「YBJ」を歌い歓声止まぬなか、第二部が終了する。
第三部は「GYM」から始まり「ロスタイム」へとムーンライダーズの楽曲が込まれる。
そして
次のゲストとして、あがた森魚氏が登場。「今年も架空楽団の夏がきましたね。 しばし、楽しく、つかの間の夜を過ごしましょう」との発言ののち
「まぶたと胸で覚えてる」を架空楽団と共に歌う。
そして、氏自ら引き連れたSpring
Bellと「ロキシー オブ ザ ベイ」を歌う。
この後、ビーチボーイズスタイルで鈴木慶一氏登場。発生練習と称し「バーバラアン」「サーフズアップ」「ヘルプミーロンダ」を数小節ずつ披露した後
「センチメンタル通り」を歌う。途中ボーカルに、かしぶち氏も参加となる。
引き続き架空楽団の演奏は
「グルーピーに気をつけろ」「いとこ同士」「スイート ビター キャンディ」と続き大歓声のなか大団円。
鳴りやまぬ拍手のなかアンコールが始まる。
アンコールの1曲目は「大道芸人」。この楽曲、ボーカルにあがた森魚氏、ギターに鈴木慶一氏が加わる。
引き続き「Happy/Blue95」が、ゲストのムーンライダーズ5人も加わり演奏される。
二度目のそして最後となるアンコール曲は「おかわり人生」だった。
ついに、午後11時、公演は終焉をむかえた。
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